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毎年夏が始まるな、と感じさせてくれるジブリ作品。
2011年度の作品であるコクリコ坂からを見てきました。 今回の作品は宮崎駿の息子である宮崎吾朗の2作目の作品。 1作品目のゲド戦記は、あまり良い評価はされていなかったので今回の作品が勝負作品であるだろう。 そんなコクリコ坂からですが。 前情報はほぼ皆無で見てきました。 基本映画を見る時は公式サイトを見たりしますが、今回はCMで作品名を知っている程度。 なのでなにが出てくるのか、なかなかワクワクして見てきました。 内容はコクリコ荘に住む住人である松崎梅(女性)主観で描かれる。 コクリコ荘がある場所は、海に面した滑らかな場所にあり周りは林もある。 自然と海というジブリらしい雰囲気を出してる。 物語の主軸だが、海が通う高校にはカルチェラタンなる建物がある。 まぁ部室塔みたいな感じ。背景が1960年ぐらいなので部活動は哲学などもあり。 時代的に学徒兵が多いという雰囲気が出ている。 そこにある新聞部の部長である、風間俊。もう一人の主人公という立ち位置の人物。 海と俊そしてカルチェラタンの3単語がこの物語の主軸である。 ここから少しネタバレを含む。 海と俊の恋愛模様と、カルチェラタン解体を阻止する。 この2つが軸である。阻止と言っても強引に立てこもり等ではない。 その辺はジブリというふわっとした内容になっている。 いまいち分かりにくい説明だが、まぁ気になったら公式サイトを見るのが一番である。 さて見てきた感想だが。 私は面白かったと思う。 複線の回収も大体全て出来ていたし、最後もきれいにまとまったと思う。 あとBGM・SEがよかったかなと感じた。 コメディ場面では楽しくなるような、クライマックス付近ではハラハラ感があるような。 これによりテンポもよかった。 海と俊の恋模様も、ある種王道というよ感じで描かれており悪くなかった。 だが、感情移入という点では少し難しいものがあった。 今回の作品で見終わって一番思ったことが ナウシカやもののけ姫の様に物語に引き込まれる感覚。 劇場を出た後も作品の残り香が纏わりついて離れないなんとも気持ちのいい気分。 そういったものを私は感じなかった。 こういう物語もありそうだなという、作品を外からぼーっと見ているような感じ。 ジブリであってジブリではない、それが私のこの作品に対する最大の感想だろう。 無論、これは私がジブリに期待しているものと違っていたというだけで、作品としては単純に面白かったというのは間違いのない事実。 ジブリを見に行くという気持ちではなく、コクリコ坂からという作品を見に行く気持ちで見てほしいと私は思う。 最後にこれはどうでもいい話だが書きたいので書くが。 子供や外国受けはしないだろう。 この作品は日本人であり、大人に近くないとよくわからないと思う。 家族で見る映画とは違う、そういった作品であるとだけ書いて終わりにしたいと思います。 PR |
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